一番大切な人。天国に居る。祖父との思い出1

大切な人は誰?

普段誰かに

「大切な人は誰?」

なんて聞かれることはないし、その人のことをどれくらい好きか、なんて話す機会もありません。

でも自分が誰を大切に思っているか、どうしてそう思っているのか、その上で自分はどんな人生を送りたいのかを考えることは、とても大切なことだと思います。

なので今回、これまで誰にも話したことがない話をします。

それは一番大切な人の話です。

私は祖父のことが大好きで、子供の頃からおじいちゃん子でした。

今まで誰にも話したことはありませんでしたが、私が生きている意味は祖父と一緒にいるためでした。

私の一番大切な人は祖父です。

きっとこの思いはこれからも変わることはないと思います。

自分が生きる意味。

でももうこの世に祖父はいません。

今でも小さい頃の祖父との思い出を、思い返して宝物のように胸にしまっています。

祖父があの世に行ってしまってから、

私がこの世に存在する意味のほとんどは無くなってしまいました。

それくらい、とにかく祖父のことが大好きでした。

私にとってこれは当たり前のことですが、他の誰もそのことを知らないと思うと不思議な気分です。

祖父との思い出や、祖父のことが大好きという気持ちが、私の思考や行動に大きく影響しています。

だから祖父がどんな人だったか、他の人にももっと知ってほしいと思うし、私も他の人の「大切な人」の話をぜひ聞きたいなと思います。

今から話す祖父との思い出は、数年前に自分自身が祖父のことを忘れないようにと、自分用に書いた話です。

誰にも見せるつもりはありませんでしたが、私がどんな人間かを知ってもらうには必要な話だと思ったので、興味のある方には読んでもらいたいです。

祖父が亡くなってからしばらくたったある日の夜、私は祖父との思い出を忘れないようにと、思いついた内容をパソコンでメールに書きました。

その日はサッカー日本代表の試合があって、サッカー好きの私はいつもならきっとその試合を観ていたと思います。

でもその日は試合も観ずに、一気にパソコンで文章を打っていて、泣きながら一気に話を仕上げました。

その時の文章をそのまま紹介します。

お別れの日。

よく晴れた天気のいい日だった

おじいちゃんが亡くなって、私は実家まで車を飛ばした。

実家は相変わらず田舎で、辺りは田んぼと家が並んでいる。

子供の頃から慣れ親しんだ懐かしい光景。

でもこの日は特別に明るく、眩しくて、ああ私は今天国に居ると思った。

おじいちゃんが居る天国に私もやって来たと思った。

お別れはいつか来ると知っていた。

もうずいぶん前から、いつかこの日が来ることを分かっていた。

おじいちゃんとの二人だけの秘密。祖父との思い出2に続く。

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