今でも覚えているあのドキドキ… 体育館の2階で、先生の足音を気にしながら、友達と一緒に漫画を読んでいた。 先生に見つかって怒られるのは怖い、でも漫画は読みたい。 「来た!」友達の声を合図に、みんな一斉に漫画を隠す。 中学生の頃、友達どうしで漫画の貸し借りをするのが流行っていました。 分厚いコミック本や単行本、少女漫画か...
子供の頃の気持ち
子供の頃の気持ちの記事一覧
私には忘れられない、大切な言葉がある。 それはおじいちゃんが言った、「誰がお前の敵になっても、おじいちゃんはお前の一番の味方だから」と言う言葉。 言われた時は子供だったし、何とも思わなかったはずなのに、不思議とずっと覚えている。 これまで、辛い時や、寂しい時に何度も何度もこの言葉を思い返してきた。 そんなおじいちゃんに...
おじいちゃんが施設に居た頃、毎年恒例の夏祭りがあった。 私は社会人になっても何度か母と一緒に参加した。 たこ焼きを食べたり、ジュースを飲んだり、おじいちゃんと一緒にいると、私が世話をしていることになるんだろうけど、 私はおじいちゃんの横でご飯が食べられて、思いっきりおじいちゃんに甘えているようで幸せな気分になっていた。...
お別れの時間を丁寧に過ごす。 おじいちゃんの葬儀は和やかに行われた。 90歳すぎだったため、 長生きしたねという喜ばしい雰囲気もあった。 私はこの葬儀の時間を、 これもおじいちゃんとの思い出の一つになると思って丁寧に過ごした。 いつか、 こんな日が来ることは分かっていたけど、 おじちゃんが亡くなったあと、 私や周りの人...
祖父が病気になってからの日々。 おじいちゃんの病気は、5年経っても、10年経っても良くならなかった。 おじいちゃんの世話を、家族が家でしていた時期もあったけど、病院や施設にいることが多くなった。 おじいちゃんと離れている時も、私はよく昔おじいちゃんが元気だった頃を思い出していた。 あの頃は本当に子供で、あまり深いことは...
突然… あの日は突然やって来た。 夜中におじいちゃんが倒れて救急車で運ばれ、私が目覚めた時にはもう家には居なかった。 それから家におじいちゃんがいない日々が始まった。 私は今まで通り小学校に通ったし、月日は淡々と過ぎてゆく。 子供の頃、信じていたこと。 おじいちゃんは半身が動かなくなって、しゃべることもできなくなってい...
二人だけの秘密の時間。 昔、私が保育園に通っていた頃は、よくおじいちゃんと一緒に過ごしていた。 保育園から帰ってくると、おじいちゃんの軽トラに乗ってよく親戚の家まで行った。 途中道端の果物屋で皆には内緒と言って棒アイスを買ってくれた。 祖父はとにかく私に甘かったと思う。 春夏秋冬を共に過ごした。 春にはおじいちゃんが畑...
大切な人は誰? 普段誰かに 「大切な人は誰?」 なんて聞かれることはないし、その人のことをどれくらい好きか、なんて話す機会もありません。 でも自分が誰を大切に思っているか、どうしてそう思っているのか、その上で自分はどんな人生を送りたいのかを考えることは、とても大切なことだと思います。 なので今回、これまで誰にも話したこ...
大人になったら遊ばなくなる。 「大人になったら、もう子供の頃のように遊んだりしなくなる。」 という話を、私は子どもの頃にどこかで聞いて知っていました。 それは本当…? 同じクラスの友達ができた。 中学生の頃、新しいクラスには知らない子が多く、始めの頃私には話ができる友達がいませんでした。 どうしていいか分からなくて、最...
子供の頃、私は空を飛ぶ練習をしていました。 小学生から中学生くらいまで、私は長いあいだ空を飛ぶことに憧れていました。 それは飛行機やパラグライダーみたいに道具を使って飛ぶことではなく、自分の体一つで飛ぶ方法です。 ドラゴンボールの悟空みたいなイメージです。 筋斗雲に乗らずに飛ぶほうです。 もし願いが叶うなら、空を飛べる...
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cori
田舎暮らしのアラフォー元小学校教員です。小学校教員から会社員に転職し、一人暮らしをしながらこのブログを立ち上げました。教育や暮らし、日々感じている気持ちなどを体験を踏まえてこのブログで発信しています。先生だった時は言えなかった教育のこと、一人暮らしをして分かった生活のこと、子供の頃感じていた寂しさとどうやって向き合ってきたかなど、いろいろ書いています。
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