寂しくてたまらない時、まずは自分のその気持ちを受け止めることが大切だと思います。
それは何か特別なことをする訳ではなく、ただ自分で「私は今寂しいんだ」と思うことです。
そして寂しい時は、たくさん寂しいと思ってもいいと自分を許すことです。
と、今の私は思いますが、でもそれを実践するのはなかなか難しいことです。
特に子供の頃は自分の気持ちにどう向き合ったらいいかが分からなかったです。
子供の頃、私は一人で寂しくて、寂しくて、寂しくてたまりませんでした。
当時は自分の気持ちをそこまで上手く理解できていなかったと思いますが、今思い返すとずいぶん我慢していたと思います。
でもその寂しさをどう表現すればいいか分からなかったし、どう向き合えばいいかも分かりませんでした。
何となく自分の気持ちに気付き出した頃、それでもなかなかその気持ちを考えるのが怖かったです。
まるでこの世に一人ぼっちみたいだと思いました。
そこまで私が寂しいと感じていた理由は祖父が病気で倒れたことが大きいです。
私が小学校に入ってしばらくした頃です。
私は小さい頃からずっとおじいちゃん子でした。
子どもの頃はよく祖父と一緒に過ごしていました。
ある日朝起きたら祖父は家から居なくなっていました。
祖父は病院に行って、一緒に暮らせなくなりました。
半身麻痺で動けなくなって、言葉も喋れなくなっていました。
私が寂しかった理由はそれだけではないですが、複雑でここでは話せない事もありますが、とにかく祖父の存在は私には大きすぎました。
祖父が亡くなってからしばらくして、私は祖父との思い出を文章に綴りました。
それは自分の心の整理をするためだったと思います。
とにかく祖父とのことを書きとめておきたいと思いました。
「目一杯哀しんでいいんだ」と自分に許可をだして、涙でパソコンの画面が見えなくなりながらも思う存分かきたいことを書きました。