小学校の先生をしていた頃、たくさんの児童たちを見てきました。
そして子供と大人の違いのようなものも感じてきました。
それははっきり目に見えるものではありませんが、子供のほうが感情が分かりやすくて、考えていることをそのまま話したり行動している感じがしました。
でも子供だって小学生くらいになればいいこと悪いことの判断もつくし理解していることがほとんどだと思います。
それは自分が小学生だった頃も同じで、基本的にはいいことも悪いことも分かっていたし、どんな事をしたら結果がどうなるかもある程度予想できていたと思います。
それでも今振り返ると、子供の頃どうしてあんなことをしたんだろう?と自分の行動に疑問を持つことも結構あります。
その中の一つに、天気を操っていたというのがあります。
これは自分だけの秘密にしてきたことなのですが、子供の頃、自分は天気を操ることができると思っていました。
晴れてほしい日や、雨が降ってほしい日があると、天にお祈りをして願いを叶えてもらっていました。
決まった呪文があって、それを唱えながら体に力を入れて祈ると、願いが叶って自分が希望した天候になります。
これは特別な力なのでめったには使わず、本当に必要な時だけ、たまに使っていました。
どんな時に使っていたか、覚えているのは台風が来た時です。
台風が来て警報が出れば小学校が休校になるので、どうしても台風が来てほしいと思い、そんな時にこの力を使って台風を呼び寄せて、大雨を降らせていました。
そしていつも天候に関しては願いが叶わなかったことはないと思います。
それで学校が休校になったかはまた別の話ですが。
子供の頃、そんなことを本気でやっていました。
今思うと自分が天気をどうにかできていたとは思いませんが、当時は真剣でした。
子供って不思議です。
ここで秘密を話てしまったので、もうこの力は失われてしまったかもしれません、笑
ここまで子供の頃の話をしましたが、でもやっぱり大人になってもよく分からないことも多いです。