子供の頃、「優しさ」が何か分からなかった。「悪いことをしないこと」だと思っていた。

小学生の頃、「このクラスで誰が優しいと思う?」という話がありました。

みんなの前で先生がそんな話をしていて、一人の児童が優しいと思う子を一人選んで、その理由を話しました。

その子が選ばれた理由はもう忘れてしまいましたが、確か何かをしてくれたことが理由だったと思います。

当時の自分には、なぜその子が選ばれたのかが分からず、ずっと心に引っかかっていました。

その頃の自分は、優しさは悪いことをしないことだと思っていました。

暴れたり騒いだり、人を叩いたり、みんなが嫌がることをすることが悪いことで、それをしないことが優しい、なんとなくそう思っていた気がします。

それからも時々、小学生の頃のその出来事を思い出すことがありました。

そしていろいろな経験をして、成長していく中で、「優しさは相手の喜ぶことをすることかも知れない」と思うようになりました。

小学生の時、優しい人としてその人が選ばれた理由は、何かをしてくれたその行動そのものが理由ではなくて、

その行動が選んだ人にとって嬉しいことだったんじゃないかなと思います。

ただそれが分かっても、相手が望むことに気付いたり、それを実行することが難しいのですが。

それから他にも「優しさ」についての考え方や、新しい視点があったらもっと知りたいなと思います。

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