子どもの頃、欲しかったけど買ってもらえなかったもの、手に入らなかったものはたくさんあります。
でも大人になると何が欲しかったか忘れてしまったり、もう欲しくなくなったものも多いです。
そんな中、大人になっても欲しいと思い続けていたものもあります。
私の場合、その一つがドラゴンボールのコミックでした。
私は小学生から中学生の頃にドラゴンボールの漫画にハマっていて、よく読んでいました。
でも自分は漫画を持っていなかったので、友達や漫画を持っている子に借りて読んでいました。
なのでいつでもドラゴンボールを読めた訳ではなく、漫画が読める時は特別な時間でした。
本当は私もドラゴンボールのコミックが欲しかったのですが、
結構な巻数があるし親に買ってもらえないことは分かっていたので、欲しいことは言いませんでした。
でも小学校の帰り道で「ドラゴンボールの漫画欲しいな」と心の中で思っていた時の帰り道の風景は、映像としてまだ私の頭の中に残っています。
そしておきくなったら全巻集めようと思っていました。
それから大人になって、働き出して、一人暮らしをはじめたタイミングで私はドラゴンボールの単行本を大人買いしました。
一度に数巻まとめて購入して、全巻集めました。
一番は当時の通常サイズのコミックが欲しかったのですが、確か見つからなかったのと、新たに大きなサイズが出たので、
そちらの方がまとまっていて巻数が少なくて集めやすいと思い新しい単行本を購入しました。
久しぶりに読むと、結構忘れていた内容も多く驚くことも多かったですが、やっぱり大人になって見てもドラゴンボールの絵は最高でした。
どうしてあんなに上手い絵が描けるのかわからないし、絵の線一本をとってもうますぎて、見ただけで震えるくらいでした。
でも以外とシンプルで、背景などいろいろ描かれすぎておらず、全体的に色も白が多い印象でした。
それは私がトーンを使って描いた漫画をよく見ていたからそう感じたのかもしれません。
それに漫画にも描き方の流行りがあったり、作品ごとの世界観や個性があるからかもしれません。
そういう新たな発見ができたのも面白かったです。
とにかく最高で、コミックを全巻集めることができてよかったと思います。
でも今は話の内容は結構忘れてしまいました。
多分小中学生だった頃が一番覚えていたと思います。
確かに大人になって欲しいものを手に入れることができてよかったのですが、でもやっぱり子供の頃に欲しかったなとも思います。
子供の頃の一番ハマっていた時に、漫画を自分のものにできていたら、一体どんな知らない世界を体験できていただろう。
子供の頃と大人になってから、欲しいと思った時とその後、どちらにしても欲しい物を手にしたのですが、やっぱり違いはあったと思います。
どっちがよかったか、どうすればよかったかは何とも言えませんが…
ドラゴンボールは日本では知らない人はいないくらい人気の漫画だと思います。
「ドラゴンボールの漫画が欲しい!」という子供の頃の私の気持ちに共感できる方がいたらいいなと思います。
きっと皆さんも知っていると思いますが、通常サイズの単行本は並べると繋がった一つの絵になっていて、キャラクターたちが並んでいます。
私はあの絵がそろっていく感じが大好きです。