2022年のワールドカップから約半年が経ちました。
私は忙しくて最近はほとんどサッカーを観ていませんでしたが、ワールドカップは特別だと思ってネットでサッカー観戦をしました。
サッカー観戦もそうですし、このブログもそうですが、
自分がしたいことなのでどんな試合を観たいかや、どんなブログ記事を書きたいかなど自分で分かっているつもりでした。
でも今回のワールドカップを観て、私は自分の意外な願望に気づきました。
人の気持ちは複雑で、自分でよく自覚している気持ち以外にも、ぼんやり思っていること、
矛盾した思い、無意識にでも無理だと思ってあきらめて、表に出てこない気持ちなどもあるのだと思います。
今回の私の隠れた願望は何だったかというと、一言でいうと「メッシの優勝が観たい」です。
私はワールドカップを観る時、いつもなら気になる試合を1試合まるまる、はじめから最後まで集中して観ていました。
でも今回はなるべく時間をかけないように、ご飯を食べながらとか、ブログを書きながらサッカー観戦をしていました。
あとダイジェストの短い時間で観る試合も多かったです。
なので今回しっかり観れた試合はないのですが、逆に短時間でたくさんの試合をチェックして、
大会の空気感は今までで一番感じることができたかもしれません。
私はいつものように自分の好きな国を応援していて、私は応援している国が優勝することを願っていました。
その国はアルゼンチンではありませんが、優勝候補と言われていて、
その国が敗退した時にはもうワールドカップを観る気すら失いかけていました。
でもそんな中アルゼンチンは勝ち続けていました。
それはかなり意外でした。
これまでのアルゼンチンはいつも早めに敗退してしまい、ワールドカップではメッシもあまり活躍できていない印象だったからです。
アルゼンチンが勝ち進んで行くところを観るのは楽しかったです。
アルゼンチンの活躍を観るのがこんなに楽しいのに、どうして私は大会前にあまりアルゼンチンに注目していなかったのだろうと考えた時、
「今回もきっとアルゼンチンの活躍は見れないだろう」と期待することを諦めていたのだと気づきました。
そしてアルゼンチンの優勝を観て、私は心の底でこんなにもメッシのいるアルゼンチンが優勝することを望んでいたのだと実感しました。
もちろん全チーム応援しているし、他にもすごいプレーを観たいチームや選手はたくさんいたのですが、やっぱりメッシの優勝は特別なものでした。
表彰台で、メッシがトロフィーに二度キスをした時、あの瞬間は最高でした。
これまでの人生で感じたことのないような、自分の欲望が満たされるような、何とも言えない気持ち。
今まで何度も、メッシのプレーに心を奪われてきましたが、私は本当に、これが観たかった。
今回のワールドカップで、意外と自分でも気づいていない願望が心の底に眠っていることもあるのだと知りました。
それは普段、他の欲望や、制限やいろいろなものによって隠れていて、でも意外なことがきっかけで、外に出てくることもある。