小学校の先生をしていた頃、私は休み時間はなるべく児童たちと一緒に遊んでいました。
担任ではなく低学年のクラスにサポートで入ることが多かったので、よく低学年の児童と遊んでいました。
自分が小学生だった頃、先生が一緒に遊んでくれると嬉しかったので、自分もそうしたいという気持ちがありました。
でもベテランの先生たちはあまり子供たちと遊んだりはされていませんでした。
そんな時に1人の先生が話していたことが印象に残っています。
その先生の話は、「自分が若手だった頃は、どうしてベテランの先生は児童たちと遊ばないのだろうと思っていた。
先生はもっと児童たちと遊ばないといけない!と思っていた。でも歳を重ねると、本当に無理。体力的に、本当にもう子供たちと遊んだりできない。
今になってそれがよくわかる。」という内容でした。
私はそれを聞いて、そういうものなのかと知りました。
年齢が上がると児童たちと遊ぶのは体力的に難しくなることはわかりました。
でも私の場合、自分は本当に運動音痴で体力も無くて、本気で走っても1年生の児童と互角くらいの速さでした。
なので私が児童たちと一緒にできることは少ないし、鬼ごっことか、体を動かして遊べる期間は他の先生たちよりさらに短いだろうと思いました。
それから、さらに今のうちに児童たちといっぱい遊んでおこうと思いました。
また年齢が上がって体を動かして遊ぶことが難しくなっても、運動せずに教室で遊ぶという方法もあります。
私が小学生だった頃、休み時間によく私の遊び相手をしてくださった先生がいます。
年齢は知りませんが多分先生の中でも年上の方だったと思います。
私はその先生に、折り紙を教えてもらいました。
先生から折り紙の折り方を聞いて、私は夢中で折り紙を折っていました。
そんな風に、小学校にもいろいろな先生がいて、それぞれが自分のできることをして、みんなで学校をつくっているのだなと思います。