「お茶汲みは女性がするものだ」「お茶汲みは新人がするものだ」という話をよく聞きます。
特に昔はそれが当たり前だったと聞きますが、今でもそういう考え方の人や会社も多いと思います。
私はその考え方が必ずおかしいとは思いませんが、全ての人や、全ての場面でそうしなければいけないと言うのは違うと思います。
特に誰がお茶汲みをするのかで揉めたり、仲が悪くなるのは悲しいことだと思います。
皆さんはどう思うでしょうか?
私は小学校の先生だった時、よくお茶汲みをしていました。
職員会議や先生たちで集まる時にみんなの分のお茶汲みをすることが多かったです。
ベテランの先生によく「新人はお茶汲みしなさい」と言われていました。
そこにはお茶汲みは新人の女性がするものだ、という考え方がありました。
私はその時お茶汲みをするのは嫌ではありませんでした。
誰がやってもいいと思っていたので、自分がしてもいいと思っていました。
それに私がお茶汲みをすると、先輩の先生たちが分かりやすく機嫌が良くなります。
むしろよくやった、と褒められているくらいに感じました。
お茶汲みするだけでこんなに褒められるならもっとお茶汲みします!と思っていたくらいです。
でも私も先生なので、お茶汲みより授業とか教育のことを勉強して褒められたいとも少し思っていましたが…
私は非常勤講師で、担任ではなく主にいろいろなクラスのサポートに入っていました。
そのため職員会議の前に手が空いていることが多く、お茶汲みがしやすかったこともあります。
手が空いている若手の先生たちと一緒にお茶汲みをすることが多かったです。
でも新人の男性の先生には、誰もお茶汲みしなさいとは言わないようでした。
私はお茶汲みは手が空いている人や、できる人がすればいいと思っていました。
授業や他の仕事がある人はそれをして、手が空いている人がお茶汲みをする。
多分若手の先生は私と同じ考え方の人もいたのではないかなと思いますが、ベテランの先生の多くはそうではなかったと思います。
ただ私の職場の場合、ちょうど新人の女性の先生が手が空いていることが多く、
男性の新人の先生は担任も持っていて忙しそうだったので、結果うまく回っていたと思います。
逆に女性の新人の先生のほうが手が空いていなかったら、大変だっただろうなと思います。
これからの世の中の当たり前はどんなふうになるのかな?と思います。
「お茶汲みは女性がするものだ」「お茶汲みは新人がするものだ」という考えが世の中の当たり前ではなくなる時が来るのでしょうか。