みんな小学生の頃に授業を受けて、小学校の先生の仕事がどんなものか知っていると思います。
確かに先生の仕事は授業がメインですが、授業以外にどんな仕事をしているかは分からない事も多いと思います。
自分が小学生だった頃は先生の仕事は授業することがほとんどのように感じていました。
でも実際に小学校の先生になってみて分かったのは、授業以外の仕事が想像以上に多いと言う事です。
やることがいろいろあって、授業をするより他の仕事の方が多いと感じていました。
私が新人の頃、まず驚いたのは学校が休校になって児童が登校しなくても、先生は学校に行くということです。
台風が近づいていた時、職員室で明日は休校になるかもしれないと言う話がでました。
その時別の新人の先生が「明日は出勤するんですか?」と質問すると、他の先生方はもちろんだという感じでした。
それを聞いて2人で「休校になったら先生も休みかと思ってた」「知らなかったら明日学校に来なかったかも」とびっくりして話していたのを覚えています。
はじめて聞いた時は本当に驚きました。
他にも夏休みは先生も休みなんだと思っていましたが、普通に学校に来ます。
児童たちには夏休みがあるのに、先生にはないのは残念でした。
そして毎日何かしら仕事をしていました。
授業以外にどんな仕事をしていたかと言うと、小学校にはいろんな先生がいるので先生によって違うと思います。
私は担任ではなく少人数クラスで授業をしたり、いろんなクラスに入って授業のサポートをしていました。
そんな私の場合は、まず朝は職員室で朝礼があります。
児童たちの登下校に付き添ったりする時もありました。
児童たちが帰った後も定期的に職員会議があったりします。
職員会議では授業についての勉強会やこれからの学校行事などについて話し合います。
また放課後などに倉庫や準備室を片付けたり、運動場に白線をひいたり、いろいろな作業もあります。
他にも授業の準備に時間がかかりました。
授業で使うための黒板に貼る資料を作ったり、プリントを作って大量に印刷したり。
宿題の丸つけやテストの採点。
このあたりは学校では終わらず、結構家に持って帰って仕事をしていました。
思い返すと働きすぎだったかも、とも思いますが当時はそれが普通でした。
これを聞くと小学校の先生の仕事に興味があったけど、なんか違うかも…と思われる人もいるかもしれません。
ただこれは学校によっても違うと思いますし、私が先生だったのはもう何年も前なので、こういう仕事もある、くらいに思ってください。
私の場合は自分のやりたいことでもあったので、大変でしたがそれはそれで楽しかったです。