良くも悪くも、自分では変えられない小学校の先生の人間関係。

人と人との相性、人間関係は仕事にとても影響します。

以前からそう感じていましたが、最近さらに強くそう感じます。

小学校の先生だった頃、私はいろいろな小学校に行って、たくさんの人間関係を見てきました。

私はどこでも頑張って仕事をしていたつもりですが、環境によってその場の空気感はかなり違ったと思います。

一つの場所に居ると、そこでの評価が自分の評価で、どこに行っても変わらない、そんな気がしてきます。

でも実際は、小学校や学級、環境によってずいぶん違うものでした。

ある時は、挨拶以外他の先生と話をすることなく1日が終わることもありました。

私はこの小学校に必要ないのでは?と思うこともありました。

先生たちが揉めているところを見ると、そもそも考え方が違うのでみんなで協力することはできないのだと思いました。

そこに私が入っても、結局距離は縮まりませんでした。

また児童たちにも受け入れられず、壁を感じたこともあります。

そんな時、その場所やその人たちにとっては、私はきっと「ここにいて欲しくない存在」だったと思います。

そんな人間関係を、その場の雰囲気を、私はどうすることもできませんでした。

でも、それは逆の場合も同じことが言えると思います。

ある時は、私はこの小学校にとても受け入れられている、と感じたこともあります。

これは私の感じた感覚なので、先生方がそれぞれどう思われていたかは分かりません。

それに全ての先生が私のことをよく思っていたとも思いません。

でもその場の雰囲気というか、流れというか、全体的にそういう空気があったと思います。

私の言うことは大体良いふうに捉えてもらえたり、私が何かする時も先生方は大体機嫌がよかったり。

授業のことも褒めてもらえるし、普通の日にプレゼントまで頂きました。

ご飯にも誘ってもらったし、そこでの話もとても面白かったです。

最後の方は、私はそんなにすごい人間ではないのに、よく思われ過ぎていてどうしよう!と思ったくらいです。

でもその雰囲気を、私にはどうすることもできませんでした。

結局私はその流れに身を任せて、流れる川にぷかぷか浮いているみたいに、力を抜いて、なるようになると思っていました。

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