今の日本では、義務教育として小学校から中学校まで子供たちが学校に通って勉強をするのが基本で、多くの子供たちがそうして学習しています。
でも私が高校生だった時、担任の先生に「勉強は自分でするんやで」と言われたことがあります。
これまで私にとって勉強は、小学校、中学校と先生が教えてくれるものでした。
それでも自分で覚えようとしないといけないので、自分でしているとも言えますが、
高校生の時の担任の先生が言っていたのは、先生に教わるものではない、くらいの意味合いに感じました。
その先生は教えるのが上手くて私もその先生の授業が好きだったので、
そんな先生が「ちゃんと授業を聞きなさい」ではなく、「勉強は自分でするもの」だと考えているのが意外でした。
そして本当に勉強は自分でするものなら、先生は必要ないのでは?と思いましたが、その時は先生にそんなことは聞けませんでした。
私は小学生の頃から小学校の先生になるのが夢で、みんなに分かりやすいと思ってもらえる授業がしたいと思っていました。
なので授業が上手い先生にそんなふうに言われてしまうと、どうしていいか分かりませんでした。
でも確かに先生に頼りきってしまうと、授業が上手くない先生や、自分と合わない先生のクラスになると勉強ができなくなってしまいます。
この時私はちょうど先生が変わって勉強が全然分からなくなった時だったので、担任の先生の言った言葉も確かにそうだと思う部分もありました。
でも結局、勉強は自分でするのがいいのか、先生が教えるのがいいのか今でもはっきりした答えはわかりません。
子供の頃学校で先生に勉強を教えてもらったから、私はここまでいろいろなことを覚える事ができた、と思うことはたくさんあります。
もし自分だけで勉強していたら、絶対怠けていただろうなと思います。
でも中には、授業を聞いても全然頭に入らなかったし、自分で勉強していた方がよかっただろうなと思うこともあります。
私はこれまで勉強は先生に教わってきたことのほうが多いと思いますが、自分1人で数ヶ月間集中して勉強したこともあります。
それは教員採用試験のための勉強で、教科書や問題集などを買って自分で勉強していました。
その時が一番勉強していた時期だと思うし、集中していたこともあり、勉強した分テストの点数も本当に伸びました。
学校の授業と違って、自分の分からないところを自分がいいと思うまでしっかり勉強できたのがよかったと思います。
勉強は先生に教わるのと、自分で勉強することを上手く使い分ける必要があるのかもしれません。
でもどうやって勉強するか、その選択が一番難しいと思います。
そして世の中が変わっていけば、学校教育自体もこれからいろいろ変わっていくのだと思います。
今ではオンライン授業という言葉をよく耳にするようになったし、新しい授業内容も増えているようです。
先生が教える学習内容や、先生に求められることが変化していく中で、これからどんな方法で学ぶのがいいか考えていくのは難しいことだなと思います。