私は3年間小学校の先生として働いていたことがあります。

非常勤講師として複数の小学校に行き、クラスのサポートや授業もしてきました。

大学での教育実習や、サポーターとして小学校の支援に行っていたものも含めると、もっと長く学校教育に関わってきました。

小学生の頃から先生になりたいと思って教員採用試験は5回受験しました。

でも今は先生は辞めました。

辞めた詳しい理由は今回は話しませんが、簡単に言うと教員採用試験に受からなかったからです。

一番の理由は教師の仕事以外のところにあるのですが、それでも自分がもっと頭が良くて一発で採用試験に受かっていたら問題は無かった。

でも私にはそれができなかった。

最後に受けた採用試験に落ちて、別の道に行こうと決めました。

これまで自分が先生を辞めることは考えていなかったので、自分としてはかなり大きな決断でした。

そんなふうにいきなり先生を辞めて思ったことは、「私が先生になることを誰も望んでいなかった」ということです。

それは誰かに先生になることを反対されていたとかではなく、誰かに先生になって欲しいと言われた訳ではないということです。

私が先生を辞めても誰困らないし、私がどんなに先生になりたかったか誰も知らないし、自分だけで決めたことだった。

私は誰にも求められていない、そう思うと気が楽なような、でも少し残念なような気がしました。

でも先生を辞めた今でも先生という仕事が好きだと思います。

先生を辞める前に、先生を探している学校から声をかけてもらえるところに登録していたので、

その後何度もいろいろな学校から声をかけて頂きました。

そして先生を辞めてもう10年以上経ちますが、最近でも一緒に働いていた方が私のことを覚えていてくださって、また教育関係の仕事に誘ってくださいました。

そんなふうに今でも気にかけてくださって、本当にありがたいです。

でももう私は先生に戻る予定はありません。

それに本当はこんなふうに教員時代の話を誰かに話すつもりもありませんでした。

それがいろいろなきっかけがあり、いろいろな人に出会ってブログをはじめることになり、今は小学校の話をしています。

なのでこれからのことは分かりませんが、もし私がまた教育に関わる事があるとすれば、

今までとは違った方法や視点で、新しいことをするのかもしれないなと思います。

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