卒業式が近づくと、卒業式の練習がはじまり、中でも卒業式でどんな歌を歌うかという話が話題に上がります。
私が小学生だった頃は、卒業する6年生と在校生もそれぞれ歌を歌い、先生方も卒業生に向けて歌を歌うのが定番でした。
私は卒業式で先生方の歌を聞くのが好きでした。
普段は勉強を教える側の先生方が、私たちのために歌を歌っているという特別感がありました。
でもいつ練習されていたのか知らなかったし、普段卒業生たちとあまり関わりが無かった先生も一緒に歌われていました。
なので一体どんな気持ちで歌っているのかな?と子供の頃も何となくぼんやりと考えていたと思います。
そして自分が小学校の先生だった頃も、先生側として卒業式で歌を歌いました。
だいたいいつも卒業式の定番曲の中から今年はどんな歌を歌うかという話になって、決まった曲を時間がある時に練習する感じでした。
歌詞が書かれたプリントを渡されて、まずは各自で覚えてきて、朝の朝礼や放課後先生たちで集まって練習していました。
体育館に集まって音楽の先生がピアノを弾いて、わかる先生が教えたり引っ張って行ってくれました。
私は歌が得意ではありませんでしたが、頑張って練習しました。
私は6年生とはそんなに関わりがあった訳ではなく、特別支援学級の児童と一対一の授業をしたり、少人数クラスで算数の授業をしていたくらいでした。
なので卒業生全員のことは分かりませんでしたが、この小学校の先生として、先生チームで卒業ソングを歌っていると思っていました。
普段先生みんなで何かをすることもあまりないので、いい機会だったと思います。
そして先生たちの中にも別の学校に行ってしまう方もいるので、先生のお別れでもありました。
小学生がクラスで、子供達でも上手くいかなくて揉めることもあるように、先生たちにもいろいろありました。
みんなが集まるといろいろ難しい、でも私は先生側で歌うのも好きでした。
みんなと過ごした時間は特別だったし、卒業はいつでも特別な感じがして、ドキドキしていました。