正規の小学校の先生になるために、教育採用試験を受ける人は多いです。
私は5回受験しましたが結局受かりませんでした。
私が受験したのは10年以上前の話ですが、どの県もだいたい採用の枠よりなりたい人が多く、一度の受験で受かる人は少なかったです。
なので何度も受験している人が多く、私は大学生の時に1回、小学校で働きながら3回、その後も1回受験しました。
1次試験と2次試験がありますが、私はいつも1次試験の筆記テストで落ちていました。
何度も受験して思ったのは、働きながら勉強するのは難しいということです。
私は小学校で非常勤講師をしていたので、他の先生たちよりは勤務時間は短かったですが、
それでも仕事で精一杯だったし、仕事が出来るようになって頑張れば頑張るほど、採用試験の勉強時間がとれなくなりました。
もちろんそれでも受かる人もいます。
同じ小学校にも働きながら採用試験の勉強をしている先生は何人もいました。
仕事をしながら合格する先生は本当にすごいなと思いました。
私はいつも全然テストの点数が伸びず、結局合格点には届かない低い点数で不合格になるのを繰り返していました。
ただ最後に受験した時は、先生をしていなくて、あの時が人生で1番勉強に集中していた時だと思います。
3ヶ月ほど勉強して、筆記テストは結局不合格でしたが、点数は今までよりかなり伸びて合格点まであともう少しのところでいきました。
実際あと何点で合格だったかは今はもう覚えていませんが、成績開示に行って自分で点数を確認しました。
ちゃんと勉強すれば、その分テストの点数も本当に上がるんだなと実感しました。
先輩の先生にも「勉強だけする期間を作ったほうがいいよ、私もそうしていたよ」とアドバイスをもらったこともあります。
私も1年くらい働かずに勉強できる時間を持てたらいいなと思ってましたが、生活のために私にはそれはできませんでした。
そして3ヶ月ほど勉強に集中していたつもりですが、思い返すとその時もバイトをしながら勉強していました。
先生たちは本当にすごいなと思います。
私は採用試験に受からなかったので、ずっと先生になれなかったという感覚でした。
でも採用試験を受けながら小学校の先生をしていたので、今思えばちゃんと先生だったし幸せな時間だったなと思います。