自分が小学校の先生だった頃の話をしていると、学生の頃の自分の先生はどんな方たちだったかな?と思い返します。
今回は小学校の先生だった私が、学生時代どんな先生方に出会ってきたかを話します。
私はあまり先生と話をしたり仲良くなれるタイプではなかったので、そんなにいろいろな思い出があるわけではありません。
そんな私の印象に残っている先生の1人が、中学校の体育の先生です。
その先生は明るくていかにも体育の先生という感じでした。
私は運動が苦手で目立たないタイプだったので、こんな私のことは気に入らないだろうなと思っていましたが、先生はこんな私にも優しく接してくださいました。
ある時、掃除の時間に私は仲の良い友達と教室の掃除をするところでした。
掃除の前に私がティッシュで鼻をかんでいると、ちょうどその先生が教室に入って来られました。
そして先生は私を見て、「なんや、◯◯(私の名前)、◯◯(友達の名前)にホウキ取られて掃除できないから泣いてるのか?」と言われました。
違います、私は冬で寒くて鼻水をかんでいただけです。
それに優しい友達が私からホウキを奪うはずもないし、私はホウキの取り合いをするほど掃除したいとも思っていません。
私が先生に違いますと言うと、先生は楽しそうに笑っていました。
私はそんな冗談も言ってくださる先生のことが大好きでした。
もう一つ思い出に残っているエピソードは、体育祭です。
体育祭でムカデ競争の種目があり、私たちのクラスも練習していました。
でも決められた練習時間のなかではうまくいかず、生徒たちだけで残って作戦を立てて練習しました。
そして本番では上手くいって良い成績を残すことができました。
それを知った先生が、感動したと言ってくださったのでその時は私も嬉しかったです。
体育の先生なんて、私とは全然気が合わないだろうし、きっと今までのたくさんの先生たちは私のことなんて気にもかけていなかったと思います。
でも中学校の体育の先生のことは本当に大好きでした。
やっぱり、相性って大きいなと思います。