子どもはみんなすごい。人間はみんなすごい。元気がない時に聞いて欲しい。

世の中にはすごい人間とそうでない人間がいる。

人生で成功する人と何者にもなれない人がいる。

そんな話をいろいろなところで耳にします。

有名人や人気者と、あなたとは違う。

成功するのは一部の人だけで、あなたとは違う。

という話も聞きます。

こんな話を聞くと、厳しいけど現実はそうかもしれないなと思います。

でもなんだか寂しい気分になります。

私は小学校の先生だった頃、沢山の児童たちと関わってきました。

その時に私が感じたことは、「子どもたちは全員すごい人間だ。」です。

誰一人例外はありません、全員すごい人間です。

一人ひとり個性があって、できる事できないことも違いますが、みんなすごい。

小学校の先生として実際に児童たちと関わって、本気でそう思って働いていました。

人生成功しようと頑張るのはすごいことだと思いますが、頑張りすぎて苦しくなったり、

落ち込んだり、元気がなくなった時は、この話を聞いてほしいです。

そもそも、すごい人間とはどんな人でしょうか?

人生の成功とは何でしょうか?

きっと明確な答えはありません。

はっきりとした答えもないのに、たくさんの人が他人の成功とか失敗とか、曖昧な話をしているなと思います。

そして小学校の先生だった頃に私が感じた「子どもたちは全員すごい人間だ。」これも曖昧な表現です。

それにみんなすごい人間だからといって、絶対にみんなこんなことができるとか、そういう何かを見つけた訳ではありません。

それでも、足し算ができるとか、きれいな字が書けるとか、あいさつができるとか、楽しい時に笑えるとか、

些細なことかも知れませんが、児童たちはいろいろなことができて本当にすごいなと思いました。

だから子供たちが全員すごいなら、大人になった私たちも全員ずごい人間です。

私は小学校の先生だった頃、たくさんの先生方と一緒に働いてきました。

先生方もみんな性格が違って、個性的で考え方も違います。

いろんなタイプの先生たちが集まって、協力しあって、一つのチームみたいになるのだと感じました。

中にはとても厳しい先生もいます。

厳しさも必要ですが、それなら、厳しさは他の先生に任せて、私はもっと別の角度から児童たちを支えたいと思って働いていました。

それは許すとか、受け止めるとか、休憩するとかそんなイメージです。

これもまた曖昧な表現ですが。

でも、人生で元気がでない時があったら、またこの話を聞きにきて欲しいなと思います。

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