物を手放す判断は大変、体験して分かったこと。

私は一人暮らしを始めて5年以上経ちます。

一人暮らしがどんなものかもわからないまま、とりあえずはじめて、どんどん物も増えていきました。

物が増えると、どこに何があるかも分からなくなって、管理できなくなって、気持ちもどんどん重たくなっていきました。

そんな状態をずっと見て見ぬ振りをしてきましたが、ある時「もう重たすぎる!」と気持ちが爆発しました。

でも特別に物が多かった訳ではありません。

多分一般的な物の量だったと思います。

それでも自分が管理するには多すぎました。

それから管理が楽にできるところまで減らそうとしましたが、それがとても大変でした。

一人暮らしを始める前の自分に言いたいです、物が増えてから手放す判断は大変!

物を減らすのは手放す作業自体も大変ですが、意外と残すか手放すかの判断で頭を使うことの方が大変かもしれません。

私が特に頭を使ったのは、書類や紙類を手放す時です。

部屋にあった紙類の山は量としてはそこまで多くはありませんでした。

捨てようと思えば一気に全て捨てられるくらいの量です。

でもその紙類の中には賃貸や保険の契約書、いろんな領収書、説明書など残して置かないといけないと思うものもありました。

どれが必要で、どこまで捨てるか、残すならファイルのどこにどうやって保管するか、考えると頭が痛くなります。

他にも思い出の物もありました。

旅行や遊びに行った時に持って帰った思い出のパンフレット、お気に入りの雑誌や漫画の切り抜き。

どれも手放そうと思えば簡単にできるはずですが、なかなか心の整理ができませんでした。

時間をかけて、少しだけ残してあとは写真に撮って手放しました。

紙類はたくさんの情報が詰まっていて手放す判断は大変でしたが、今はずいぶんコンパクトにまとまりました。

でもできればもう少し減らしたいなと思っています。

「これは必要」という自分の思いを手放すことも大変です。

結局必要と思うかどうかは自分の気持ち次第です。

使っていなくても自分には必要と思っていたら結局手放せません。

私の場合その一つがサッカーボールでした。

私はインテリアとして小さなサッカーボールを部屋に飾っていました。

ピンク色のサッカーボールと、テルスター18の2個です。

その頃の私にとってはどちらも必要で、この2個を手放すなんて考えられませんでした。

でも部屋を片付けていくうちに、何だかこの部屋の雰囲気に合わないなと思うようになり、自然と1個だけが残りました。

もう一つはプリンターです。

これは時々使っていました。

でもプリンター自体が重いし、場所をとるし、印刷用の紙やインクを用意するのも大変でした。

そこで必要な時はコンビニなどお店でプリントすることも考えました。

でも使いたい時にすぐ使いたいし、自分だけでゆっくり使いたいし、例え管理に手間がかかって大変でも、自分には必要だ!とずっと思っていました。

管理が大変でも自分が持っていたいならそれでもいいと思っていました。

でも気持ちの変化は突然きました。

何かのきっかけがあった訳でもなく、ある日突然「プリンターいらないな」と思いました。

手放すのはやっぱり本体が重たくて大変でした。

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